【12月22日 AFP】スペイン国王フェリペ6世(King Felipe VI)の姉のクリスティーナ王女(Princess Cristina、49)は、スペイン王室の中で初めて被告として法廷に立つことになりそうだ。

 スペイン・マヨルカ(Majorca)島の裁判所は22日、王女の夫で元ハンドボール五輪代表選手のイニャキ・ウルダンガリン(Inaki Urdangarin)氏の事業関連の脱税をほう助した容疑で裁判を受けるよう王女に命じた。ウルダンガリン氏は、公金横領と資金洗浄をしたとして起訴されている。

 クリスティーナ王女夫妻をめぐる捜査は4年にわたって続けられてきたもので、王室一家を危機に陥れ、今年6月に、前国王のフアン・カルロス1世(Juan Carlos)が退位する一因ともなった。(c)AFP