【12月21日 AFP】米歌手マドンナ(Madonna)は20日、数か月後に発売予定のアルバムに含まれる新作6曲を正式にリリースした。未完成のデモ音源がインターネット上に流出したことを受けたもので、リークについてマドンナは、「芸術に対するレイプ」だと怒りをあらわにしていた。

 6曲はいずれも、マドンナが来年3月、3年ぶりにリリースするアルバム「Rebel Heart」に収録される作品。アルバムは歌手のニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)とコラボレーションした楽曲を含むなど、これまで以上にヒップホップ色の濃いものになっているとみられる。

 マドンナは発表した声明で、「ファンの皆さんには、流出した未完成の作品ではなく、完成版を聞いてほしい。この6曲は、早めのクリスマス・プレゼントだと思ってほしい」と訴えた。

 リークが発覚した当初、マドンナはインスタグラム(Instagram)への投稿で、未完成の作品のリークを「芸術へのレイプ」であり、クリエーティブなプロセスに対する「一種のテロ」と呼ぶなど、ソーシャルメディア上で怒りをあらわにしていた。

 こうした書き込みはすでに削除したものの、その後も何者かにより、自身は公開する意志がなかったというマドンナの肌を露出した写真が投稿されるなどしていることから、一連の流出の原因を解明するための手掛かりの提供を求めている。(c)AFP/Shaun TANDON