フランスの酩酊男、高速道路を約50キロ逆走して事故 1人軽傷
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【12月21日 AFP】フランス西部で19日、酒に酔って車を運転していた男(56)が高速道路を約50キロメートル逆走し、車3台と衝突する事故が発生した。ただし、事故による負傷者は1人にとどまった。警察当局が20日、発表した。
同国中部の都市ツール(Tours)に住む男は同日、南西部ボルドー(Bordeaux)で大量に飲酒した後、帰宅する途中だった。
男はおよそ2時間走ったところで車はコントロールを失い、後部を左右に振りながら走行した。一度停止した後で再び出発した時に男は方向を誤り、のろのろ運転で約50キロメートル逆走した。
詳細は伏せるとしつつも取材に応えた救助隊員らによると、男はこの間、ガードレールにぶつかったほか、少なくとも別の車3台と衝突した。ただ、負傷者は1人にとどまり、軽傷だったという。
警察によれば、高速道路の料金所で停止を求められた男は明らかに「正気を失って」おり、「別の世界にいた」。男の血中アルコール濃度は当時、1リットル当たり2.34ミリグラムで、フランスの基準値である同0.5ミリグラムを大幅に上回っていた。
男は拘束されて一夜を過ごし、次の日に治安判事裁判所に出頭することになった。(c)AFP