【12月19日 AFP】国連総会(UN General Assembly)は18日、北朝鮮政府の「人道に対する罪」を国際刑事裁判所(International Criminal CourtICC)に付託するよう国連安全保障理事会(UN Security Council)に促す決議案を、賛成116か国、反対20か国、棄権53か国の賛成多数で採択した。決議に拘束力はない。

 安保理は22日に北朝鮮の人権状況について初の公式会合を行う予定だが、この会合でICCへの付託についての決定は行われないとみられている。安保理の15か国のうち10か国が、ロシアと中国の強い反対を退ける形で公式会合の実施を支持した。ロシアと中国は北朝鮮の人権問題は安保理ではなく国連人権理事会(UN Human Rights Council)で扱うべきだとしている。(c)AFP/Carole LANDRY