【12月17日 AFP】オーストラリアのトニー・アボット(Tony Abbott)首相は17日、シドニー(Sydney)のカフェで人質2人が死亡した立てこもり事件を受けて治安対策が強化される中、イスラム教徒の容疑者が監視対象に入っていなかった経緯について透明性の高い調査を実施することを約束した。

 マン・ハロン・モニス(Man Haron Monis)容疑者は先月、「イスラム教徒たちのカリフ(Caliph)」に忠誠を誓うメッセージを自らのウェブサイトに投稿していた。「イスラム教徒たちのカリフ」は、イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」を意味することがあるという。(c)AFP