米小学校乱射事件の遺族、銃メーカーを提訴
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【12月16日 AFP】2012年12月14日に米東部コネティカット(Connecticut)州ニュータウン(Newtown)のサンディフック小学校(Sandy Hook Elementary School)で起きた銃乱射事件の犠牲者の遺族らが15日、事件で使用された高性能アサルトライフルの製造会社を相手取り、損害賠償を求める訴訟を起こした。
事件では、アダム・ランザ(Adam Lanza)容疑者(当時20)が銃を乱射し、6~7歳の児童20人と大人6人を殺害した末に自殺した。提訴前日の14日は、事件から丸2年の日だった。
訴訟は、事件で使用されたライフル「AR-15」の製造元である銃メーカーのブッシュマスター(Bushmaster)に対し、不法行為による死亡と過失の責任を問うもの。遺族らは、米軍の戦闘任務向けに開発されたAR-15をランザ容疑者が入手していなければ、わずか4分24秒で26人を殺害することはできなかったと主張している。
原告団には事件で子どもまたは成人の身内を亡くした9家族と、事件で負傷した教師1人が参加している。(c)AFP