【12月16日 AFP】インドネシア・ジャワ(Java)島中部のジェムブルン(Jemblung)村で起きた地滑りで、現場では地滑りの発生から3日が経った15日も救援隊員らが重機や素手で土砂を取り除き、不明者の捜索を続けた。災害対策当局によると、同日には子ども4人を含む17人の遺体が発見され、死者数は56人に増加。さらに52人が依然として行方不明となっている。

 豪雨が原因で12日夜に発生した地滑りでは、雷鳴のようなごう音と共に、渓谷地域にある同村の多数の家屋が土砂にのみ込まれた。現場には警官や兵士など1000人以上が出動し、大量の土砂やがれきの除去作業にあたっているが、当局者らは生存者発見の可能性は低いとみている。(c)AFP