【12月15日 AFP】シリアの反体制派で国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系のイスラム武装勢力「アルヌスラ戦線(Al-Nusra Front)」が15日、同国北西部のイドリブ(Idlib)県にある政府軍の主要基地を占拠した。

 非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によると、「昨日の朝に始まった激しい攻撃の末、別のイスラム組織、ジョンド・アル・アクサ(Jund al-Aqsa)に支援されたアルヌスラ戦線が、ワディ・デイフ(Wadi Deif)軍事基地を掌握した」。

 この攻撃でイスラム武装勢力が勝利したことにより、トルコと国境を接するイドリブ県の大部分がアルヌスラ戦線の支配下に置かれたことになる。

 反体制派は約2年にわたり、ワディ・デイフ基地を掌握しようと試みていた。(c)AFP