トゥクタミシェワが女子シングル制す、ロシア勢がワンツー GPファイナル
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【12月14日 AFP】14-15フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは13日、スペインのバルセロナ(Barcelona)で女子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、ロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワ(Elizaveta Tuktamysheva)が合計203.58点で優勝を飾った。
2位には合計198.74点でエレーナ・ラディオノワ(Elena Radionova)が続き、ロシア勢がワンツーフィニッシュを果たした。
ショートプログラム(SP)を終えて最下位だった米国のアシュリー・ワグナー(Ashley Wagner)が合計189.50点を記録して銅メダルを獲得し、ロシア勢の表彰台独占を阻止した。
4位には合計180.29点でロシアのアンナ・ポゴリラヤ(Anna Pogorilaya)、5位には合計177.79点で同じくロシアのユリア・リプニツカヤ(Julia Lipnitskaia)が続き、本郷理華(Rika Hongo)は176.13点で6位となった。
SPで首位に立っていた17歳のトゥクタミシェワは、バットワニス・ビーク(Batwannis Beek)とサンドストーム(Sandstorm)に乗せたFSの演技で自己最高となる136.06点を記録した。3度コンビネーションジャンプを絡めて、7つの3回転ジャンプを成功させたトゥクタミシェワは、スケーティング技術や振り付けでも高得点をたたき出した。
トゥクタミシェワは、「今シーズン初めて完璧なスケートができたので、自分でも驚いています。サンクトペテルブルク(St. Petersburg)に戻ってしっかりと休養して、欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships)よりも厳しく、楽しく、面白いことになるロシア選手権でしっかりと滑れることを願っています」と語った
リプニツカヤがミスを犯して順位を下げる中、SP3位から順位を上げた15歳のラディオノワも、「SPでのミスを修正できました」と語る中、今月24日から行われるロシア選手権について慎重な姿勢をみせた。
「私はもう若くないんです。もうすぐ16歳になりますが、3回転、3回転ができるもっと若い子たちがいるんです」
すると、ワグナーは「あなたがそんなこと言った日には、私は大おばあさんね」とジョークを飛ばした。(c)AFP