【12月12日 AFP】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)で12日、1人のパレスチナ人がイスラエル人家族に酸をかける事件があった。パレスチナ人はその後、撃たれ負傷した。

 パレスチナ治安当局の声明によると、事件があったのはヨルダン川西岸南部のグッシュ・エツィオン(Gush Etzion)入植地に近いベツレヘム(Bethlehem)の検問所付近で、4人の少女を含む家族がヒッチハイカーを乗せた後、このヒッチハイカーから酸をかけられ軽傷を負ったという。

 ヒッチハイカーは車から逃げ出したが、付近にいた民間人に脚を撃たれ、拘束された。

 イスラエルの公共ラジオによると、この酸攻撃で男性1人と子ども3人が負傷した。

 現地のAFPカメラマンによると、被害にあったイスラエル人は病院に搬送されたが、病院関係者によると全員軽傷だという。(c)AFP