【12月8日 AFP】インドの首都ニューデリー(New Delhi)で、米国発の配車サービス「ウーバー(Uber)」のタクシー運転手(32)が女性客をレイプしたとされる事件で、同市当局は8日、ウーバーに営業停止処分を科した。

「ウーバー」は、スマートフォン(多機能携帯電話)のアプリケーションを使ってタクシーや私用車を手配し、支払いができるサービスで、安全性と高い技術力を売りにしている。

 しかし5日夜、金融会社の女性幹部(25)がウーバーの運転手に強姦されたと訴え出たうえ、さらにこの運転手には2012年に別のレイプ事件で容疑がかけられたことがあったことから、ウーバーは激しい非難にさらされている。地元メディアは、運転手の経歴を同社が十分把握できていなかったと報じた。

 ニューデリー市当局は、市内でのウーバーの営業を直ちに禁じると発表し、将来にわたって同社は要注意企業リストに残るだろうとしている。(c)AFP