【12月7日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は6日、喉に痛みがあるため病院で検査を受けたところ、医師から胃酸逆流と診断された。緊急治療が必要な症状ではないという。ホワイトハウス(White House)が発表した。

 オバマ氏は2週間前から喉の痛みを訴えていたため、医師からウォルター・リード陸軍病院(Walter Reed Army Medical Center)での検査を勧められた。検査はこの日午前、フォート・ベルボア医療センター(Fort Belvoir Medical Center)の耳鼻咽喉科の専門医により、光ファイバーを使って行われた。

 ロニー・ジャクソン(Ronny Jackson)大尉は、「検査で喉後部の軟部組織が腫れていることが判明したため、専門医と相談の上でCTスキャンによる精密検査を行うのが賢明と判断した」と述べ、検査結果は「異常なし」だったと付け加えた。その上で同大尉は、「大統領の症状は胃酸の逆流に関連した軟部組織の炎症と一致しており、それに適した治療が行われる予定だ」と述べた。

 オバマ氏のスキャン検査は午後に短時間行われ、ホワイトハウス医療部門の関係者は「純粋に大統領のスケジュールの都合」だったと強調。また、ジョシュ・アーネスト(Josh Earnest)大統領報道官は、「検査がスケジュールに突然入ったのは大統領の都合によるもので、急を要するためではない」と念を押した。(c)AFP