リビア東部にイスラム国の訓練キャンプ、米軍司令官
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【12月4日 AFP】米軍アフリカ軍司令部のデービッド・ロドリゲス(David Rodriguez)司令官(陸軍大将)は3日、イラクとシリアの広範囲を制圧しているイスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」が、北アフリカのリビア東部に戦闘員の訓練キャンプを開設していることを確認したと発表した。
ロドリゲス司令官によると、リビア東部でのイスラム国の活動は「非常に小規模で、まだ始まったばかり」という。キャンプ内には現在、数百人の戦闘員がおり、米軍が監視を続けているという。
欧米諸国はかねて、政情不安が続くリビアがイスラム過激派の温床となる可能性を懸念していた。だが、ロドリゲス司令官はキャンプを標的とした軍事行動に直ちに出る可能性を否定。今後、イスラム国がリビア東部で影響力を拡大させるのかどうか注意深く監視していくと述べた。(c)AFP