朴大統領、「根拠ない」噂報道に怒り示す 韓国
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【12月1日 AFP】韓国の朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)大統領は1日、「根拠のない噂」をもとに政権や自身の私生活に関する報道が出回っていると批判した。
朴政権をめぐる報道では、朴大統領の元側近のチョン・ユンフェ(Jeong Yun-Hoe)氏が公職の座にないにもかかわらず国政に介入していると報じた世界基督教統一神霊協会(統一教会、Unification Church)系の日刊紙、世界日報(Segye Times)の担当者らを前週、青瓦台(大統領府)が名誉毀損(きそん)で告訴している。
チョン氏は高校生ら約300人が犠牲になった旅客船セウォル(Sewol)号沈没事故当日に朴大統領が密会していたと噂されている人物で、この件に関する韓国メディアの報道をもとにしたコラム記事を書いて在宅起訴された産経新聞(Sankei Shimbun)前ソウル支局長の初公判が前週行われたばかり。
政権が問題とした同支局長のコラムについて、国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団(Reporters Without Borders、RSF)」は公益性にかなうものだと主張し、韓国当局が行った起訴を批判した。(c)AFP