会合の食事は屋台で、インドネシア政府が官僚らにお達し
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【11月28日 AFP】会合などでの食事は地元の屋台で購入し、派手なパーティーはやめるように――新大統領が就任したインドネシア政府は27日、無駄な出費を抑えるために新たなルールを官僚らに突きつけた。
官僚改革を担当するユディ・クリスナンディ(Yuddy Chrisnandi)大臣は、公式会合の軽食にはキャッサバや蒸したトウモロコシ、ヤムイモのケーキなどを出すべきだとし、さらに高級官僚のパーティーの出席者は400人以下にするべきだと述べた。
10月に就任したジョコ・ウィドド(Joko Widodo)大統領は、スラム街出身であることで知られ、公費支出の抑制や汚職の撲滅などを主要な政策として掲げている。
大統領はすでに2015年の旅費および会合などの予算を削減しており、先週はシンガポールに留学中の息子の卒業式に、エコノミークラスの飛行機を利用して駆けつけた。
クリスナンディ大臣は同日、官僚らに「過度なことは全て止めるように」と通達。食べ過ぎることは血圧にも良くないと指摘し、地元の食べ物を購入することで農業従事者を助けることもできると述べた。(c)AFP