【11月28日 AFP】英王室は27日、ウィリアム王子(Prince William、32)が、来年2月末から3月初めにかけて日本と中国を訪問すると発表した。英国のPRに加え、王子が個人的に取り組んでいる野生動物の違法取引阻止の活動が目的。来年4月に第2子を出産予定の妻のキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)は同行しない。

 皇太子公邸クラレンスハウス(Clarence House)の報道官によると、「王子は2月末に出発し、両国にそれぞれ3日程度滞在、3月初めに帰英する予定」だという。王子はまず日本を訪問し、東京などで、英政府の代表として外交・商業・文化にまつわる行事に参加する。

 また英国は現在、産業界を活性化するため「グレート(GREAT)」キャンペーンを展開しており、その一環として中国・上海(Shanghai)で3月2日に開幕する「フェスティバル・オブ・クリエーティビティー(Festival of Creativity)」の開会を執り行うことになっている。

 皇太子公邸によると、王子は両国で、「野生動物の違法取引阻止と保全支援につながる」イベントにも出席する。(c)AFP