【11月27日 AFP】ボクシングの世界王者マニー・パッキャオ(Manny Pacquiao)が26日、母国フィリピンでのプロバスケットボールでの活動を再開したが、チームは8連敗を喫した。

 23日に行われたWBO世界ウエルター級タイトルマッチのクリス・アルギエリ(Chris Algieri、米国)戦で勝利を挙げてから3日、パッキャオは起亜ソレント(Kia Sorento)のコーチとしての出で立ちをみせ、プレーすることはなかった。

 経験も人気も高い対戦チームを相手に、第3クオーターまで最大6点差をつけてリードしていた起亜ソレントだったが、最終的には11点差をつけられ、黒星を喫した。

 国営放送で中継された試合を前に、ベンチでパッキャオは、「チームをサポートするためここにいる。私の存在で、選手の士気を鼓舞することができればと考えている」と、AFPに語った。

 左目の下にあざを作っていたパッキャオだが、「(アルギエリとの)試合で受けた体の痛みはまったくない」と続けた。

「ヘッドコーチ」と背中に書かれたジャケットをユニホームの上に着たパッキャオは、活気ある叱咤(しった)激励で選手たちにリバウンドを改善するよう求めていた。

 アルギエリ戦に向けた練習開始を前に同チームでプロバスケデビューを飾っていたパッキャオのチーム帯同は、これが2試合目だった。(c)AFP