痴漢行為に抵抗した少女、灯油かけられ死亡 インド
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【11月26日 AFP】インド北部で先週、6人組の男に襲われ、痴漢行為に抵抗した仕返しに火をつけられた少女が23日、死亡した。
26日の警察発表によると、被害者の15歳の少女は今月16日にウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州シャージャハーンプール(Shahjahanpur)村の自宅の外で6人の男に襲われた。警察はこのうち4人をすでに逮捕し、逃げた2人の行方を追っている。容疑者は全員、少女と同じ村に住みカースト(身分制度)での身分も同じだという。
遺族が警察に語った話によると、わいせつなしぐさをしながら体に触ろうとした男たちに少女が反発すると、男たちは家の中に少女をひきずり込み、灯油をかけて火をつけたという。少女は病院へ搬送されたが、やけどにより23日夜に死亡した。
インドでは、12年に首都ニューデリー(New Delhi)のバス車内で集団レイプにより女子学生が死亡した事件以降、大規模な抗議行動が起こり、性犯罪に対する法律が厳罰化されたが依然、全土でレイプ事件が頻発している。(c)AFP