【11月25日 AFP】英国のウィリアム王子(Prince William、32)が、来年前半に中国を訪問する予定だと、英メディアが24日、相次いで報じた。

 国内各紙や英国放送協会(BBC)によると、妻のキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)は同行しない可能性が高いという。同妃は来年4月に第2子を出産予定で、重いつわりに悩まされていると伝えられている。

 英国は中国をはじめとする各国との貿易関係の強化を目指しており、動向が常に高い注目を集めるウィリアム王子の訪中は、英国内では政府が中国とのトップレベルの外交関係の強化に乗り出したことを示すものと受け止められそうだ。

 王子の父親、チャールズ皇太子(Prince Charles、66)は1997年に香港(Hong Kong)が中国に返還された際の記念式典に出席したのみで、これまで中国本土を訪れたことはない。皇太子は、中国政府がテロリストとみなしているチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世と親交が深いことで知られる。

 一方、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)と夫のフィリップ殿下(Prince Philip)は、1986年に訪中している。(c)AFP