ボコ・ハラムが鮮魚商48人を殺害、ナイジェリア
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【11月23日 AFP】チャドとの国境に近いナイジェリア北東部ボルノ(Borno)州で、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」の戦闘員らが48人の鮮魚商を殺害した。水産物協会が23日、AFPに明らかにした。
協会のAbubakar Gamandi氏は、ボルノ州の州都マイドゥグリ(Maiduguri)から電話取材に応じ、「20日に大勢のボコ・ハラム戦闘員らがナイジェリアとチャドを繋ぐ道を封鎖し、チャドまで魚を買い付けに行こうとしていた48人の商人を殺害した」と証言した。
同氏によると戦闘員らはバリケードを作り、真昼にチャド湖(Lake Chad)付近で鮮魚商らの車列を止めた。鮮魚商らは刃物で切られたり、手足を縛られて湖に投げ込まれたりして殺害された。
国境付近はナイジェリア、チャド、ニジェールによる多国籍軍が警備にあたっているため、戦闘員らは注目を集めないよう、銃を使わずに全員を殺害したとされる。
この近辺は、これまでのボコ・ハラムの攻撃により携帯電話の中継塔が破壊されており、事件が明るみに出るまで数日を要した。(c)AFP