【11月24日 AFP】14F1第19戦アブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2014)は23日、アブダビ(Abu Dhabi)のヤス・マリーナ・サーキット(Yas Marina Circuit)で決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が優勝を飾り、自身2度目の総合優勝に輝いた。

 29歳のハミルトンは、ポールポジションから出遅れ、終始マシントラブルに悩まされたチームメートのニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)との因縁対決を制すると、マクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)時代の2008年シーズンに続き、英国人ドライバーとして46年ぶりとなる複数の年間王座を獲得した。

 ロズベルグは今季11度目となる一番グリッドからのスタートを切ったものの、鋭い判断力と圧倒的なパフォーマンスでレースを支配したハミルトンに即座に追い越され、後方に沈んでしまった。

 今季11勝目を飾り、通算優勝回数も33回に更新したハミルトンは、メルセデスにシーズン16度目の勝利をもたらした。一方のロズベルグは、ハミルトンに周回遅れの14位という失望の結果となってしまった。

 ハミルトンは、「今日は何ていうか、2008年と比べてかなりリラックスしていたね。望み通りの前向きなレースになったし、すごく落ち着いていたよ」と語った。

「最後までバトルを望んでいたけど、この結果を受け入れるだけだ。ニコは、素晴らしい意地をみせたし、自分のレースにも大満足だよ」