フェデラー涙、スイスが念願のデビスカップ初優勝
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【11月24日 AFP】男子テニス、国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2014)は23日、ワールドグループの決勝が行われ、戦績を3勝1敗としたスイスが大会初優勝を果たした。
初日にスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka)がシングルスで勝利し、翌日にダブルスを制したスイスは、この日行われたシングルスで、ロジャー・フェデラー(Roger Federer)が6-4、6-2、6-2でフランスのリシャール・ガスケ(Richard Gasquet)を下し、勝利を決定づけた。
スイスはデビス杯で14か国目の優勝国となり、フェデラーは、四大大会(グランドスラム)通算17勝、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals)通算6勝、北京五輪のダブルス金メダルという自身の華々しい経歴に、この重要なタイトルを加えた。
フェデラーは、2年後のリオデジャネイロ五輪でシングルスを制し、自身のキャリアを完璧なものにしたいと意気込んでいる。これまで、生涯グランドスラム、五輪でのシングルス優勝、デビス杯制覇の3大タイトル獲得を達成したのは、アンドレ・アガシ(Andre Agassi)氏とラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)のみとなっている。
「ものすごくうれしい。15年間も待ったタイトルだ」と語ったフェデラーは、「クレイジーな雰囲気の中で、最高の週末を過ごした。スイスファンの助けは本当に大きかった」と感謝の気持ちを伝えた。
それでもフェデラーは、デビス杯のタイトルが、自身を史上最高の選手にするとは考えていないようだ。
「そんなことは重要じゃない。大事なのは、僕がテニスを楽しんでいるということだ」
最後に予定されていたワウリンカとガエル・モンフィス(Gael Monfils)の一戦は中止となり、最終結果は3-1でスイスの勝利となった。
フェデラーはこの日、ジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga)と対戦するはずだったが、初日のシングルスでワウリンカに敗れたツォンガは、腕を負傷したという。
デビス杯決勝の最終日には、2万7448人が会場に訪れ、最多観客動員記録をまたもや更新した。(c)AFP/Allan KELLY