ドイツ・ベルリンで約500人がデモ、難民収容施設の建設に反対
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【11月23日 AFP】ドイツの首都ベルリン(Berlin)東部のマルツァーン(Marzahn)地区で22日、政治亡命を求める外国からの難民の収容施設の建設に反対するデモが行われた。
マルツァーンは労働者階級の人々が暮らす地区で、デモにはネオナチ(Neo-Nazi)や地元住民など約500人が参加した。大勢の警察官が警戒する中、デモ行進に加え、ファシズムに反対するカウンターデモも行われた。
ドイツは欧州の中で亡命を希望してやって来る外国人が最も多い国になっている。ドイツに来た亡命希望者は2013年に急増し、2014年は前年比約60%増の20万人になるとみられている。これらの難民の出身国としてはシリアが目立っているほか、イラクやアフガニスタンから来る人もいる。
ドイツ全土で難民収容のため軍の兵舎や学校として使われていた建物を転用したり、移動式住居を用意したりする動きが広がっている。中には難民のためにテントを張る例さえある。(c)AFP