ラディオノワがシリーズ2勝目!今井は8位 エリック・ボンパール杯
このニュースをシェア
【11月23日 AFP】14-15フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第5戦、エリック・ボンパール杯(Trophee Eric Bompard 2014)は22日、仏ボルドー(Bordeaux)で女子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、ロシアの15歳エレーナ・ラディオノワ(Elena Radionova)が合計203.92点で優勝、GPシリーズで2つ目の金メダルを獲得した。
世界ジュニア選手権で2連覇を飾っているラディオノワは、FSで転倒があったロシアのユリア・リプニツカヤ(Julia Lipnitskaia)と米国のアシュリー・ワグナー(Ashley Wagner)の得点を大きく上回る、自己ベストの136.64点をたたき出した。
開幕戦のスケート・アメリカ(Skate America 2014)でも優勝したラディオノワは、スペインのバルセロナ(Barcelona)で行われるGPファイナルへの出場権も同時に獲得した。
「完璧に終わりはありません」と謙虚な姿勢をみせるラディオノワは、シニア参戦初年度の今シーズン、3つのコンビネーションジャンプを含む7つの3回転ジャンプを取り入れたFSのプログラムに挑戦している。
「ジャンプ、スピン、ステップに改善の余地があります。まだやらなければいけないことがたくさんあります」
16歳のリプニツカヤは、映画『ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet)』の楽曲に乗せた演技の途中で1度の転倒があり、合計185.18点と、ラディオノワに18.74点差をつけられた。
それでも、中国杯(ISU Grand Prix of Figure Skating Cup of China 2014)で2位に入ったリプニツカヤは、バルセロナ行きの切符を手にすることが確定した。
リプニツカヤは、「満足しているところと、がっかりしているところがあります」と振り返り、「中国のときのように(転倒後)プログラムを終わらせてしまうことなく、最後まで戦うことができました」と語った。
2012年からこの大会で連覇を果たしていたワグナーだが、映画『ムーランルージュ(Moulin Rouge)』のサウンドトラックに合わせた演技の途中で激しく転倒、原因は体調不良だと訴えた。
合計177.74点で3位に入ったワグナーは、スケート・カナダ(2014 Skate Canada International)で銀メダルを獲得しており、GPファイナル出場に大きく前進した。
「今日リンクに上がる前、ひどい腹痛がありました。プログラムの間も吐き気に襲われていました」と明かしたワグナーは、「今すぐにでもベッドの横になりたい気分だけど、表彰台に上がれて良かったです」とコメントした。
日本の今井遥(Haruka Imai)は、合計154.70点で8位に終わった。(c)AFP/Emmeline MOORE