射殺されたミス・ホンジュラス姉妹、家族らが見送り埋葬
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【11月21日 AFP】河岸に埋められていた遺体で発見された2014年ミス・ワールド(Miss World)のホンジュラス代表、マリア・ホセ・アルバラド・ムニョス(Maria Jose Alvarado Munoz)さん(19)と姉のソフィア・トリニダード・アルバロ(Sofia Trinidad Alvarado)さん(23)の葬儀が20日、行われた。
同国北西部サンタバルバラ(Santa Barbara)にある姉妹の実家前に設置された白いテントで行われた通夜には多くの人々が参列した。その後、霧雨の中、葬列は墓地へ向かい、2人のひつぎは父オスカルさんの墓の隣に葬られた。母親のテレサ・ムニョス(Teresa Munoz)さんは、アルバラド・ムニョスさんのひつぎにすがるようにして号泣し、周囲には参列者たちの泣きじゃくる声が響いた。
警察や報道によると、姉妹は13日に姉のソフィアさんの交際相手であるプルタルコ・アントニオ・ルイス(Plutarco Antonio Ruiz)容疑者の誕生日パーティーに出席したが、ソフィアさんが別の男性とダンスを踊る様子を目撃して嫉妬した同容疑者がソフィアさんを射殺。さらに逃げようとしたアルバラド・ムニョスさんの背中を2回撃ったとされる。同国のアルトゥロ・ヘラルド・コラレス(Arturo Geraldo Corrales)治安相は、ルイス容疑者とアルバラド・ムニョスさんの間で口論となり、それが事件の引き金となったと述べている。
警察は18日にルイス容疑者と共犯としてアリス・マルドナド(Aris Maldonado)容疑者を逮捕。さらに翌日、誕生日パーティーが行われたリゾート施設を所有するベントュラ・ディアス(Ventura Diaz )容疑者と妻のエリザベス・アルバラド(Elizabeth Alvarado)容疑者を逮捕した。
ミス・ワールドの主催者側は、英ロンドン(London)で行われる世界大会で、アルバラド・ムニョスさん姉妹にささげ、追悼のしるしとしてホンジュラスの児童施設に寄付金を贈ると発表した。(c)AFP/Orlando SIERRA