ペレ氏の息子、資金洗浄罪の上訴が棄却され再び刑務所行き
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【11月20日 AFP】ブラジルの司法当局は19日、伝説のサッカー選手ペレ(Pele)氏の息子が、資金洗浄に関与したとされる裁判で上訴が棄却され、収監されたことを明らかにした。
父親も所属したサントスFC(Santos FC)の元GKだった43歳のエジーニョ(Edson "Edinho" Cholbi do Nascimento)氏は、5月に麻薬組織の資金洗浄に関与したとして禁錮33年の実刑を言い渡されており、そのあと上訴して仮保釈されていたが、再び収監された。
当局の広報担当者はAFPに対し、「エジーニョ氏は19日に収監され、すでに上訴して保釈のための裁判を待っている」と述べたが、それ以上の詳細については明かさなかった。
ブラジル警察は、エジーニョ氏が地元の刑務所へ移送されるのに先立ち、同日午前中にサンパウロ(Sao Paulo)州沿岸の街サントス(Santos)の警察署に移されたと明かしている。
エジーニョ氏は、サントス郊外にある小さな町プライア・グランデ(Praia Grande)の自宅で逮捕され、最初に上訴を行った1週間後に保釈されていたが、ブラジル出国を禁じられ、毎週プライア・グランデの裁判所に報告するよう命令を受けていた。
そして裁判官はこの日、エジーニョ氏に刑務所行きを言い渡した。
合計3度のW杯制覇を誇るペレ氏の7人の息子の1人であるエジーニョ氏は、警察が2005年に行った麻薬密売組織の摘発で最初に拘束された経歴があり、6か月服役したのちに出所が認められた。
エジーニョ氏は、かけられた容疑について反論し、接触した相手が薬物の買い手であっただけだと述べていた。そして、電話の盗聴で得たとされる証拠により、資金洗浄の罪で告訴されていた。(c)AFP