【11月20日 AFP】ロシアの日刊紙ソビエトスポーツ(Sovetsky Sport)は19日、米俳優のミッキー・ローク(Mickey Rourke)がプロボクサーとして現役復帰を果たし、28日にモスクワ(Moscow)で行われる試合でリングに立つと報じた。

 試合のプロモーターは、62歳のロークが、「ボクシングは私の人生で重要な一部であり、そこから敬意と決断、忍耐と集中を学んだ。ロシアで試合をすることをいつも夢見ていたよ」とコメントしたと伝えている。

 ソビエトスポーツ紙によると、ロークの対戦相手は29歳のエリオット・シーモア(Elliot Seymour、米国)で、2人はルスラン・プロボドニコフ(Ruslan Provodnikov、ロシア)対ホセ・ルイス・カスティーヨ(Jose Luis Castillo、メキシコ)の試合前にリングに上がるとされている。

 ハリウッド進出を果たす前にアマチュアボクサーだった経歴を持つロークは、映画『ナインハーフ(9 1/2 Weeks)』などに出演し、セックスシンボルとして有名なスターとなった。

 ロークは、1990年代にプロボクサーとして8試合を戦っているが、顔面のけがで手術を余儀なくされ、外見が変わってしまったものの、2008年には映画『レスラー(The Wrestler)』で落ちぶれたレスラーを演じて見事に復帰を果たし、ゴールデン・グローブ賞(Golden Globe Awards)では最優秀主演男優賞に輝いた。

 頻繁にロシアを訪れているロークは、ロシア人モデルのアナスタシア・マカレンコ(Anastassija Makarenko)との交際が報じられている。(c)AFP