【11月19日 AFP】男子プロゴルフ元世界ランク1位のタイガー・ウッズ(Tiger Woods)が18日、長年ゴルフ記事を執筆するダン・ジェンキンス(Dan Jenkins)氏がゴルフ・ダイジェスト(Golf Digest)誌で執筆したパロディーのインタビューを、ひどい仕打ちであり中傷だと批判した。

『私の(偽物の)タイガーとのインタビュー』と題され、注釈で「つまり、どのように私の心の中で演じきったか」と副題が添えられたジェンキンス氏のフィクション記事には、ジェンキンス氏とウッズの偽物の質疑応答が盛り込まれた。

 ジェンキンス氏は、ウッズが代理人のマーク・スタインバーグ(Mark Steinberg)氏を首にせずいる理由を語らせたり――「それについてはうまく避けることができるだろう。だれかを首にするのは好きだ。ショットに取り組んでいないときに何かすることを与えてくれる」――、セルヒオ・ガルシア(Sergio Garcia)を「どの大会でも不満を口にする低レベル」と呼ばせるなど、あたかもウッズが話したかのようなやりとりをつづった。

 ウッズはプレイヤーズ・トリビューン(Players Tribune)のウェブサイトに記事を投稿し、ツイッター(Twitter)でそのリンクとともに、「メディアのほとんどすべてのものに構うことはないが、時にはそれができないとき、そうすべきではないときもある」とつぶやいた。

 ウッズは自身の記事の中で、「最新版ゴルフ・ダイジェストのダン・ジェンキンスと私とのインタビューを読んだだろうか?読んでいないことを願う。なぜなら私はインタビューされていないのだから。記事は、彼が私と話したふりをした創作のばかげたものだ。そう、ジェンキンスは、パロディーとしては失敗で、むしろ悪意をあおる中傷に近いインタビューを捏造(ねつぞう)した」と記した。

「ジャナーリスト的な面でも倫理的な面でも、これほど恥ずべきことがあるだろうか」