ミニスカート狙った暴力に抗議デモ、ケニア
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【11月18日 AFP】アフリカのケニアで先週、ミニスカートをはいていた女性が「スカートがタイトで短すぎる」と言いがかりをつけた男たちに襲われ、服を脱がされたビデオがソーシャルメディア上に広く出回っている事態を受け、首都ナイロビ(Nairobi)で17日、怒りを表す抗議デモが行われ、数百人が参加した。
ナイロビ中心部の交通をまひさせたデモの参加者の大半は女性で、多くがミニスカートをはいて参加し「自分の服を選ぶのは私」といったスローガンが書かれた横断幕やプラカードを掲げ、女性に対する暴力の根絶と、自分たちが着たいものを着る権利を訴えた。デモには男性も参加し、中には女性への連帯を示すためにスカート姿の男性もみられた。
スカートをはいてデモ参加した男性の人権活動家ボニフェース・ムワンギ(Boniface Mwangi)さんは「我々のデモを邪魔するために雇われた一団に、仲間の女性がつばをかけられたり触られたりした」と憤った。
一方、このデモに対抗し、女性に保守的な服を着るよう要求するデモも現れた。
ケニア検察当局は「この凶悪な犯罪を犯した者を特定し、逮捕し法の裁きを受けさせるため」にビデオを分析すると発表している。(c)AFP