【11月18日 AFP】オランダ・ユトレヒト(Utrecht)近郊のヘーケンドルプ(Hekendorp)の養鶏場で16日に感染力の強い高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N8型が検出されたことを受け、同国政府は17日、国内各地で家禽農場の検査を実施した。

 オランダ食品消費者製品安全庁(Netherlands Food and Consumer Product Safety AuthorityNVWA)のレックス・デンデン(Lex Denden)氏は、ヘーケンドルプの養鶏場のめんどり約15万羽の殺処分は17日中に終了する見通しだと述べた。

 今月に入り英国とドイツでも鳥インフルエンザウイルスが検出されている。オランダの公衆衛生当局は16日、国内全域で家禽の輸送を禁止し、英イングランド(England)では北部のアヒル農場1か所が封鎖された。

 感染拡大の可能性もあると指摘されている中、欧州委員会(European Commission)は17日、オランダと英国の対応を称賛するコメントを発表した。(c)AFP/Nicolas DELAUNAY