米大型客船でノロウイルス172人集団感染
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【11月17日 AFP】太平洋を航行中の米大型客船で、乗客乗員172人にノロウイルス感染が確認された。米疾病対策センター(US Centers for Disease Control and Prevention、CDC)が16日、発表した。
CDCの調査報告によると、ノロウイルスの集団感染が確認されたのは米客船会社プリンセス・クルーズ(Princess Cruises)の大型客船「クラウン・プリンセス(Crown Princess)」号で、乗客3009人中158人、乗員1160人中14人が感染した。
乗客定員3080人の同船でのノロウイルス感染は、今年2回目。4月にも150人以上の集団感染が起きている。
クラウン・プリンセス号は米ロサンゼルス(Los Angeles)を出港後、28日間の航海でハワイ(Hawaii)とタヒチ(Tahiti)を回り、ロサンゼルスに帰航するところだった。現在はロサンゼルス近郊に停泊し、CDCに衛生作業手順の指導を受けながら船内の消毒を行っている。16日中にCDC職員が乗船し、発生経過などを調査するという。
客船は29日にメキシコへ向けて次のクルーズに出発予定で、それまでに「徹底的にきれいにする」と関係者は語っている。(c)AFP