【11月15日 AFP】サッカー国際親善試合が14日、愛知県の豊田スタジアム(Toyota Stadium)で行われ、日本は6-0でホンジュラスに大勝した。

 本田圭佑(Keisuke Honda)が推進力を生み出して日本がホンジュラスを圧倒し、ハビエル・アギーレ(Javier Aguirre)監督にのしかかるプレッシャーをいくらか和らげた。

 W杯ブラジル大会(2014 World Cup)ではともにつまずいた両チームの対戦は一方的な試合展開となり、本田は1得点3アシストと日本の中で最も危険な選手だった。

 アギーレ監督は、就任から4試合続いていた気がかりな状態を招いたチームへのてこ入れを断念し、この日は先発11人の中でW杯メンバーを10人起用した。

 アジア王者の日本は前半9分、セットプレーのスペシャリスト遠藤保仁(Yasuhito Endo)のCKから、最後は吉田麻也(Maya Yoshida)がかがみながら頭でがら空きのゴールにボールを押し込み、先制点を挙げた。

 その後、本田が冷静なシュートでスコアを2-0とすると、ハーフタイム直前にはその本田からのパスを受けた遠藤が、ペナルティーエリア手前から右足の強烈な一撃でネットを揺らした。

 W杯終了後、アルベルト・ザッケローニ(Alberto Zaccheroni)前監督の後任に就いたアギーレ監督からの招集を受けていなかった遠藤だったが、最多出場記録を147試合に伸ばし、見事な得点とともに代表復帰を祝った。

 さらに日本は、後半開始直後に乾貴士(Takashi Inui)が本田のアシストから4点目を挙げると、こちらも途中出場の豊田陽平(Yohei Toyoda)が5点目を決め、さらに同29分には乾が自身2点目となるゴールを記録した。

 アギーレ監督の指揮の下、ブラジル戦ではネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)に4得点を許して0-4で敗れるなど、日本はジャマイカ戦での幸運な白星による1勝しか挙げられていなかった。

 第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)で大会連覇を狙う日本は、18日に同大会の開催国オーストラリアとの親善試合で今年最後の試合を迎える。(c)AFP