【11月18日 MODE PRESS】「クロエ(Chloé)」がアーティスト支援団体「スタジオ・ヴォルテール(Studio Voltaire)」の活動20周年を記念し、同団体とコラボレーションした。ジェニー・サヴィリー(Jenny Saville)、カレン・キリムニック(Karen Kilimnik)、ツァオ・フェイ(Cao Fei)の3名のアーティストとともに制作した限定アイテムを展開している。

 今回、ジェニーはスカーフを、カレンはショートパンツとトップスを、ツァオはドレスをそれぞれデザインした。これらのアイテムは、ロンドンのポップアップストアとオンラインストア「ネッタポルテ(Net-a-Porter)」で販売されている。

 「クロエ」のクリエイティブ・ディレクター、クレア・ワイト ・ケラー(Clare Waight Keller)は「スタジオ・ヴォルテールを知ったきっかけは、古い友人が2002年に参加した時です。それ以来コラボレーションする機会をうかがっていました。今回私がこの3名の女性を選んだのは、彼女たちの作品に、真の女性らしさを感じたからです」と語った。

 中でもツァオは、普段インスタレーション、劇場、映像、写真やデジタルメディア等で作品を展開しているため、自分の美的感覚を作品に落とし込むのには苦労したという。そこで衣服をデザインするのではなく、「クロエ」の15年リゾート・コレクションのドレスのラベルに物語を書き込んだ。ツァオは、「このプロジェクトに、感情的で詩的な 、なにかドラマティックな要素を取り込みたいと考えました」と語った。

 「スタジオ・ヴォルテール」は1994年に12人のアーティストが立ち上げたで、これまでコンテンポラリーアーティストの個展開催を支援するためのチャリティー活動などを行っている。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS