【11月13日 AFP】ナイジェリア北西部ナイジャ(Niger)州コンタゴラ(Kontagora)にある連邦教育大学で12日、女が自爆し、4人が負傷した。地元警察当局が発表した。

 現場にいた学生からは当初、爆発で少なくとも10人が死亡した恐れがあるとの証言が出ていたが、ナイジャ州警察当局のイブラヒム・ガンバリ(Ibrahim Gambari)氏はAFPの取材に、死亡したのは自爆犯のみで、学生3人と現場に居合わせた1人の計4人が負傷したと説明した。

 ガンバリ氏によれば、標的は多数の学生が試験勉強中だった学内の図書館だったが、女は標的に到達する前に自爆。女の身元は不明という。

 ナイジェリアでは2日前、北東部ヨベ(Yobe)州最大の商業都市ポティスクム(Potiskum)でイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」の犯行とみられる自爆攻撃があり、60人近くが死亡したばかり。同国北東部では連日のようにボコ・ハラムによる襲撃事件が起きており、今回のコンタゴラでの自爆攻撃についても関連があるか懸念が広がっている。ただし、ナイジャ州では過去2年以上にわたってイスラム過激派絡みの攻撃は起きていない。(c)AFP/Aminu ABUBAKAR