【11月13日 AFP】野球選手を含む1000人以上のキューバ人を米国に密入国させた男に、14年を超える懲役刑が科された。12日、司法省が発表した。

 米マイアミ(Miami)の判事は、41歳のエリーザー・ラゾ(Eliezer Lazo)被告が、1人あたり1万ドル(約115万円)で密入国の手助けをしたとして、175か月の懲役刑を言い渡したという。

 船でキューバからメキシコまで移動し、そこから米国に密入国する手はずを整えたラゾ被告は、野球選手には追加料金を請求、給与からも報酬を受け取っていたという。被告は、マネーロンダリング(資金洗浄)に関与したとして、すでに5年の実刑判決を受けていた。

 テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)のレオニス・マーティン(Leonys Martin)も、ラゾ被告によって米国に入国した選手の一人。

 米国の法律では、キューバ人亡命者に限り、米国の領土に足がついた時点で居住権と労働権を得ることができる。(c)AFP