【11月12日 AFP】米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)のイーロン・マスク(Elon Musk)最高経営責任者(CEO)が、世界中に無線インターネットを提供できる小型かつ低価格の人工衛星のネットワークを構築するプロジェクトに取り組んでいることを認めた。

 マスク氏はツイッター(Twitter)への投稿で、スペースXが「大規模な編成で稼働する先進的な小型衛星の開発の初期段階にある」と語った。プロジェクトの詳細は明らかにしなかったが、2~3か月以内に正式な発表を行うと約束している。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)の報道によると、プロジェクトには米グーグル(Google)で類似のプロジェクトに関わった衛星産業の重鎮、グレッグ・ワイラー(Greg Wyler)氏も参加している。

 マスク氏とワイラー氏は、1基当たりの重量が250ポンド(約113キロ)未満の衛星約700基を軌道上に展開し、地球上のどこででも無線ネット接続を提供するための実現可能で比較的低費用の方法を模索していると、同紙は報じている。

 一方、マスク氏は10日夜の別のツイートで、同紙の報道には幾つかの間違いがあると指摘している。(c)AFP