【11月11日 AFP】世界150か国以上で放映されている米国生まれの子ども向けテレビ教育番組『セサミストリート(Sesame Street)』が、1969年の放送開始から10日で45周年を迎えた。

『セサミストリート』は多くの米国人が幼少期に見てきた番組であり、現在、世界でも1億5600万人が視聴している。番組タイトルは『アリババと40人の盗賊(Ali Baba and the Forty Thieves)』に出てくる呪文「開けゴマ(Open Sesame!)」からきている。

 エルモ(Elmo)やカーミット(Kermit)、クッキーモンスター(Cookie Monster)といったキャラクターは「マペット」(操り人形)と呼ばれ、操り人形作家の故ジム・ヘンソン(Jim Henson)氏が創作していた。他にもビッグバード(Big Bird)など、日本でもおなじみのキャラクターは多い。

『セサミストリート』は著名人のゲスト出演も有名だ。今年はマペットたちと一緒にミシェル・オバマ(Michelle Obama)大統領夫人が登場した。

 番組制作サイドは2013年の調査結果として「セサミストリート」を視聴して育った子どもは、そうでない子どもに比べて学習効果の平均値が高いとうたっている。「セサミストリートには就学前の早期介入教育に匹敵する効果があり、しかもそれをより広範囲で行っている」という。

 またセサミストリートは米テレビ業界のエミー賞(Emmy Awards)で、一つの番組として史上最多の受賞を記録している。(c)AFP/Mariano Andrade