【11月11日 AFP】イタリアサッカー連盟(FIGC)は10日、サンプドリア(Sampdoria)のマッシモ・フェレーロ(Massimo Ferrero)会長が、インテル(Inter Milan)のエリック・トヒル(Erick Thohir)会長に対して人種差別的な発言を行った問題について調査し、懲戒処分を検討していることを明らかにした。

 フェレーロ会長は先月、インドネシア人実業家であるインテルのトヒル会長について、同クラブのマッシモ・モラッティ(Massimo Moratti)元会長に対し、「あのフィリピン人を追い出した方がいい」と話したとされる。

 63歳のフェレーロ会長は、発言について謝罪したものの、「公の場で、インテルのエリック・トヒル会長に対して攻撃的かつ人種差別的な発言を行った」として、FIGCで説明を求められることになるとみられる。

 映画産業で財をなしたフェレーロ会長は、昨年の夏にサンプドリアの会長に就任。一方のトヒル会長は、1年前にインテルを買収した。(c)AFP