【11月10日 AFP】国際バレーボール連盟(FIVB)は9日、女性が試合を観戦することが禁止されている限りイランに国際マッチの主催を認めない方針を発表した。

 イランでは、6月20日に首都テヘラン(Tehran)の競技場で開催されたバレーボール世界選手権イラン対イタリアの試合を観戦しようとして当局に身柄を拘束された英国系イラン人女性ゴンチェ・ガバミ(Goncheh Ghavami)さん(25)に先週、禁錮1年の判決が下されている。罪状や判決理由は不明だが、6月の拘束時にイラン当局はガバミさんがプロパガンダ活動に関与したと主張していた。

 FIVBの広報担当者はAFPの取材に、FIVBは「世界選手権などFIVBが直接管理する試合について、特に未成年対象の試合の主催は今後、イランが女性の試合観戦を解禁しない限り認めない」と述べた。(c)AFP