コフトゥン優勝も羽生と閻涵の衝突事故が影を落とす、中国杯
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【11月9日 AFP】14-15フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第3戦、中国杯(ISU Grand Prix of Figure Skating Cup of China 2014)は8日、上海オリエンタルスポーツセンター(The Shanghai Oriental Sports Center)で男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、ロシアのマキシム・コフトゥン(Maxim Kovtun)が合計243.34点で優勝した。
しかし、この日はソチ冬季五輪金メダリストの羽生結弦(Yuzuru Hanyu)と中国の閻涵(Yan Han、ハン・ヤン)が、練習中に衝突するというアクシデントが起き、お祝いムードとはいかなかった。
両選手はFSを滑りきることを希望したものの、複数回の転倒など、演技には衝突の影響が随所に見られた。
閻涵はFSの順位を7位に落とし、合計206.65点で6位に終わった。一方の羽生は2位を死守し、合計237.55点で銀メダルを獲得した。
羽生は9日に日本で精密検査を受けることになっている。
ブライアン・オーサー(Brian Orser)コーチは、羽生が「(衝突の)直後に、競技の続行を決意していた」と明かし、「注視していたが、ユヅルの決断を尊重したかった」とコメントしている。
田中刑事(Keiji Tanaka)は、合計189.26点で8位に入った。(c)AFP