【11月7日 AFP】フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は6日、映画やコンピューター、ゲームなどの3D(3次元)画像が成長途上の目に及ぼす影響について研究した結果、3D画像の視聴は6歳未満の子どもは避けさせるべきで、また13歳までは「控えめ」にすべきだとする勧告を発表した。

 その理由としてANSESは、見ている対象に両目の焦点を合わせる際の「輻輳(ふくそう)と調節」に混乱が生じるためと述べている。ディスプレー上の3D画像を見る際には3D効果の認識プロセスが異なり、目は別の場所にある二つの画像に同時に焦点を合わせなければならず、その後、脳が二つの画像を一つの画像として統合し認識する。

 ANSESは「子ども、特に6歳前の幼児は視覚系が活発に発達している段階で、この輻輳・調節矛盾が健康に害を及ぼす可能性がより深刻だ」と述べている。(c)AFP