【11月5日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)は4日、グループリーグ第4節の試合が各地で行われ、グループDのアーセナル(Arsenal)は3-3でRSCアンデルレヒト(RSC Anderlecht)と引き分けた。

 ベスト16進出を決めるのに絶好の機会を迎えたアーセナルだが、アンデルレヒトが3点差から怒濤(どとう)の追い上げをみせ、それを阻んだ。

 アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督率いるアーセナルは、ミケル・アルテタ(Mikel Arteta)のPKで先制すると、アレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)とアレックス・オックスレイド・チェンバレン(Alex Oxlade-Chamberlain)の得点で、後半13分までに3点をリードする。

 しかし、アーセナルはそこから守りの弱さを露呈し、本拠地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)を沈黙させることになる。

 後半終了まで残り29分の場面で、アンデルレヒトは、アントニー・ヴァンデン・ボレ(Anthony Vanden Borre)がオフサイドポジションからクロスを押し込み1点を返す。さらにヴァンデン・ボレのPK成功で1点差に追いついたアンデルレヒトは、終了間際にアレクサンダル・ミトロビッチ(Aleksandar Mitrovic)が値千金のゴールを決め、同点で試合のホイッスルが鳴った。

 ベンゲル監督は、「運が悪かった。(アンデルレヒトの)1点目はオフサイドだったが、われわれが集中力を失っていたのは確かで、試合に勝ったものだとたかをくくっていた」と振り返り、「全体的には、最初から最後まで守備が悪かったと言わざるを得ない」と話した。

「怒りと失望どちらかって?どちらもだよ」

 グループDでは、首位のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)が決勝トーナメント進出を決めている。現在ドルトムントと勝ち点5差のアーセナルは、残りの2試合でなんとか2位の座を守りたいと意気込んでいる。(c)AFP/Steven GRIFFITHS