【10月31日 AFP】フィリピン出身のボクシング世界王者マニー・パッキャオ(Manny Pacquiao)は、来月予定されているクリス・アルギエリ(Chris Algieri、米国)との試合を軽く見ていることを否定し、来年こそは、積年のライバルであるフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)との対戦を実現させたいと話した。

 プロモーション活動として香港(Hong Kong)を訪れたパッキャオは、対戦が「実現することを願う」とコメントし、待ち焦がれたメイウェザー戦が2015年に実現する可能性を示唆した。

 AFPのインタビューに応じたパッキャオは、「来年には対戦が実現すると良いな」とすると、「実現することを願う。でも、今は次のアルギエリ戦に集中している。その問題については、試合後に話すべきだね」と語った。

 無敗の王者メイウェザーと、8階級制覇を誇るパッキャオ(56勝5敗2分)による対戦は、ボクシング界で長らく実現が期待されてきた。しかし、これまで実際に行われているのは、ののしり合いによる「舌戦」のみとなっている。

 35歳のパッキャオは、自身の引退まで「あと数年」だと話しているが、メイウェザーとパッキャオが互いに歩み寄れば、それまでに対戦することは可能なように思える。

「今はまだ、引退のことは考えていない。ボクシングのキャリアを積むよ。ボクシング人生の旅路は続く。そこで何が起こるかだね」