【10月31日 AFP】北朝鮮が、エボラ出血熱の感染拡大に対する予防措置として、入国する全ての外国人を出身国にかかわらず21日間隔離する方針を発表した。

 平壌(Pyongyang)に大使館を置く英国政府は30日、平壌にある全ての外国公館に向けて発令されたとみられる隔離命令についての詳細を含む渡航情報を、ウェブサイト上に掲載。これによると、エボラ熱の影響を受けていると北朝鮮政府が考える国と地域からの渡航者は、「政府指定のホテルで医療関係者の監視の下」21日間隔離される。それ以外の国と地域からの渡航者も、受け入れ先の機関により指定されたホテルに隔離されるという。

 北朝鮮ではこれまでのところ、エボラ出血熱への感染が疑われる患者は報告されていないが、感染拡大への懸念から先週、外国人観光客の入国を拒否する方針を発表している。(c)AFP