エボラ熱、マリは「非常事態」 患者は1万人超える WHO
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【10月26日 AFP】西アフリカのマリ当局は25日、2歳の女児が同国で初めてエボラ出血熱により死亡したことを受け、国民の間の恐怖感を和らげようと動いた。
イブラヒム・ブバカル・ケイタ(Ibrahim Boubacar Keita)大統領はフランスのラジオ局のインタビューで、国民がパニックを起こさないようあらゆる措置を取ると述べた一方、エボラ熱が猛威を振るっている隣国ギニアとの国境を完全に封鎖することはできないと述べた。
世界保健機関(World Health Organization、WHO)は、マリは「非常事態」にあるとするとともに、エボラ熱患者の最新のデータを発表した。これによると、報告されたエボラ出血熱の患者は1万141人で、うち4922人が死亡した。
米国のニューヨーク(New York)州とニュージャージー(New Jersey)州は、西アフリカでエボラ患者の治療に当たった医師がニューヨーク(New York)市でエボラ熱と診断されたことを受けて、西アフリカでエボラ熱患者の治療に当たった後、米国に入る医療従事者に21日間の隔離措置を義務付けることを決めた。(c)AFP/Ahamadou CISSE