【10月25日 AFP】英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II、88)は24日、ロンドン(London)の科学博物館(Science Museum)を訪問し、マイクロブログのツイッター(Twitter)に初めてメッセージを投稿した。

 女王は手袋を外し、タッチパネル式の端末を使って英王室の公式アカウント「BritishMonarchy(ブリティッシュ・モナキー)」から最初のツイートを投稿。その文面は、「きょう@ScienceMuseumで『インフォメーション・エイジ(Information Age、情報の時代)』の展示をオープンすることをうれしく思います。皆さんが来場して楽しむことを願っています。エリザベス・R」だった。

 その直後に、このメッセージが「女王が自ら送信した」ものであることを確認するメッセージが同じアカウントから「#TheQueenTweets」のハッシュタグ付きで投稿された。女王の初ツイートに関する情報はツイッターで瞬く間に広まった。

 女王は次男のアンドルー王子(Prince Andrew)から2001年に贈られた携帯電話を使用しているほか、2009年には初めて公式の電子メールを送信。しかし、公務での訪問先で「セルフィー(自分撮り)」画像に一緒に収まってほしいと頼まれることには困惑していると伝えられている。

 米国のマシュー・バーズン(Matthew Barzun)駐英大使は先月、ファッション誌タトラー(Tatler)の取材に対し、女王が訪問先で多くの人たちに一斉に携帯電話のカメラを向けられることや、一緒にセルフィー画像に収まってほしいと頼まれることについて、「おかしな感じ」だと述べ、「アイコンタクトがなくなってさみしい」と話していたことを明らかにしていた。(c)AFP