【10月25日 AFP】米ワシントン(Washington)州マリーズビル(Marysville)市のマリーズビル・ピルチャック(Marysville-Pilchuck)高校で24日、生徒が発砲し、生徒1人が死亡、数人が負傷し、負傷者のうち3人が重体になっている。発砲した生徒は自殺した。警察が明らかにした。

 マリーズビル市は同州シアトル(Seattle)の北、約55キロに位置する。事件は高校のカフェテリアで起きた。マリーズビル警察の報道担当者は記者団に対し、発砲したのは1人だけで、その死亡も確実だと述べた。

 テレビは現場のもようを生中継し、事件が起きた高校へ急行する多数の警察官や救急隊員、生徒数2500人の同高校から出てくる生徒たちの姿を放送した。

 事件当時カフェテリアにいたというある生徒は、KIRO TVのニュース番組で、「食事をしていたら4発の銃声が背後から聞こえた。銃口がテーブルに向けられているのを見て、出口から逃げ出した」と語った。

 別の生徒は、「大勢がグループで集まっていて…彼は静かだった。ただそこに座っていたんだ。皆がしゃべっていた。突然、彼が立ち上がってポケットから何かを引き出した」 と話した。「最初は誰かが、かばんか何かですごい大きな音をたてたのかと思った。その後、さらに4回大きなはじける音がして、テーブルから3人が床に崩れ落ちて死んだように見えた」

 医師によると病院に搬送された生徒3人は重体。病院の報道担当者はCNNに、「この病院には現場から4人運ばれてきた。3人がまだ残っている。最も重傷の3人がここにいる」と述べた。(c)AFP