ナイジェリアで新たに女性60人拉致か、ボコ・ハラムとの停戦揺らぐ
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【10月24日 AFP】イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」との停戦が伝えられているナイジェリア北東部で、新たに数十人の女性や少女たちが拉致されたことが23日、地元住民の話で明らかになった。女性たちを連れ去った過激派は「花嫁の代償」として1500ナイラ(約1000円)の現金と木の実を置いていったという。
女性たちが拉致されたのは、4月に女子生徒200人余りが連れ去られた北東部チボク(Chibok)にほど近い町ワッガ(Wagga)。地元住民がAFPの取材に語ったところによると、イスラム過激派とみられる武装した男たちが若い女性と少女を探して家々をしらみつぶしに回り、女性40人を拉致していった。
「男たちは、女性を連れ去った家に1戸あたり1500ナイラとコーラの実を置いていった。花嫁の代償のつもりだろう」と、地元の長老は語っている。
また、これとは別に近隣の町グワルタ(Gwarta)でも、先週末に女性20人が拉致されたとの情報がある。
一方、ナイジェリア北東部バウチ(Bauchi)州アザレ(Azare)では23日、バス停留所で爆弾が爆発し5人が死亡、12人が負傷した。犯行声明は出ていないが、バウチは過去5年にわたってボコ・ハラムの攻撃の標的となっている。(c)AFP/Aminu ABUBAKAR