中国、初の「月周回機」打ち上げ 1週間後に地球帰還を計画
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【10月24日 AFP】中国は24日、月の軌道を周回して地球に帰還可能な無人実験機を初めて打ち上げ、第1段階の試験に成功したと発表した。有人月面探査計画へ向けた一歩となる。
中国の国防科学技術工業局(State Administration of Science, Technology and Industry for National Defence、SASTIND)の声明によると、無人の月周回機は24日未明、南西部の四川(Sichuan)省にある西昌(Xichang)衛星発射センターから打ち上げられた。月を周回した後に地球の大気圏に再突入する計画で、8日間のミッションで最も地球から遠く離れる遠地点は41万3000キロという。
国営の新華社(Xinhua)通信によると、大気圏再突入時の速度は秒速11.2キロ(時速約4万キロ)で、中国の内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)北部に着地する予定。(c)AFP