【10月23日 AFP】西アフリカを中心に1万人近い感染者が出ているエボラウイルスを懸念して、北朝鮮が24日から外国人観光客の入国を禁止すると、複数の旅行代理店が23日、発表した。

 北朝鮮行きのツアーを専門とする旅行代理店3社は、通知があるまで北朝鮮への渡航が禁止されると声明で発表した。渡航禁止がビジネス関係者や政府当局者にも適用されるのかどうかは分かっていない。代理店のうち2社は中国の企業。

 中国・北京(Beijing)を拠点とするコリョ・ツアーズ(Koryo Tours)の創業者ニック・ボナー(Nick Bonner)氏は「つい先ほど平壌(Pyongyang)のパートナーから、北朝鮮がエボラウイルスの感染拡大の脅威のために明日から外国人観光客の受け入れを中止し、実質的に国境を閉鎖するとのニュースを受け取った」と語った。

 ボナー氏は「北朝鮮当局の政策は非常に変わりやすい」と述べた上で「入国禁止がいつまで続くのかは現段階で分かっていない」と付け加えた。(c)AFP